世の中と演劇するオフィスプロジェクトM ハルメリ2013

ハルメリflyer表 ハルメリflyer裏

圧倒的支持で日本劇作家協会新人戯曲賞を受賞した「ハルメリ」。

その進化形態が、2013年春、高円寺から増殖!

微笑みの中に自分の居場所を見つける……。
合言葉はハルメリ。

公演概要
黒川 陽子
演出
プロデュース
丸尾 聡
日程 3月23日(土)     14:00★ / 19:00
3月24日(日)     14:00  / 19:00
3月25日(月)     19:00
3月26日(火)     19:00
3月27日(水)     14:00★ ★印公演は、託児サービスあり
出演

西山水木/みやなおこ/都築香弥子/高山正樹/矢内文章/小山萌子/ 舞山裕子/ 小山貴司/横澤有紀/小杉美香/大貫アイ/竹石悟朗 ほか全34名

場所 座・高円寺
JR中央線 高円寺駅 北口徒歩5分 (東京都杉並区高円寺北2-1-2)
座・高円寺へのアクセス
http://za-koenji.jp  
公式サイト https://sites.google.com/site/harumeri2013/ 
ツイッター Twitter@office_projectm  ( ハル更新メリ中なう。)
チケット
チケット 日時指定自由席券  前売/当日 3,500円
チケット予約 前売開始 1月10日(木)
チケット予約はこちら>>>
※座・高円寺の劇場回数券「なみちけ」もご利用いただけます。
「なみちけ」とは、4枚綴りのチケット引換回数券です。
一般用12,000円/1シート(3,000 円×4枚)
学生及びシルバー用10,000円/1シート(2,500円×4枚)です。
座・高円 寺チケットボックスにて事前にお買い求めください。
受付にてチケットと交換致します。
http://za-koenji.jp/namichike/index.html
チケットinfo
  • 割引チケットをご希望の方は、当日受付で身分証明証の呈示をお願い致します。
  • 全公演共に開場は開演の30分前、受付開始は開場の30分前です
  • 開場時にチケット購入順に発行される整理番号順(チケットに記載)にご入場いただき ます。
  • 前売券をお持ちのお客様も、満席時・開演後にはご入場をお待ち頂く場合があります。
  • 10歳以下のお客様はご来場をご遠慮ください。
  • 障碍者チケットをご予約の方で、台本送付が必要な方は事前にオフィスプロジェク トMまでお問合せください。
スタッフ
春の劇場29日本劇作家協会プログラム
 
後援 杉並区  
舞台美術 加藤ちか
照明 坂本義美
音響 鶴岡泰三
音楽 伊藤靖浩
衣装 有島由生
振付・ムーブ 工藤美和子
映像 大貫アイ
舞台監督 金安凌平
演出助手 モスクワカヌ   /  加藤輝子
宣伝美術  田島圭一郎
記録映像 田沼敦
制作 高橋俊也
アシスタントプロデューサー 大下康子 / 杉山純じ
カンパニースタッフ  平沼寧 / 小澤浩明
企画/制作  オフィスプロジェクトM
協力  アトリエ・センターフォワード / (有)エンパシィ オフィスチャープ / (有)オフィ ス・ミヤモト/  企画演劇集団ボクラ団義 / キューブ・リコモーション / 空気ノ機械ノ尾ッ ポ/  劇団劇作家/  劇団NAT / 劇団昴/  劇団ニコルソンズ/  シャラパン/  チャリT企画 / 超電磁劇 団ラニョミリINTERNATIONAL/  Transparente / プリエール / M.A.P / 山猫合奏団/  IKKAN/  快 楽音響/  水天宮ピット/  龍前舞台照明研究所

『ハルメリ』 2007年日本劇作家協会新人戯曲賞選評

川村毅
『ハルメリ』には有無を言わせぬおもしろさがある。
一読して、これはもう文句なく、 最優秀作品だと確信した。
審査員としてこれで六回目の参加になるが、万難を排して も最優秀としたい作品に出会ったのは、今回が初めてのことだった。
『ハルメリ』には、現代を抉る鮮やかな批評精神と、現在に対する爽やかな悪意に満 ちていて、作者が今の年齢でしかできない滑走の仕方で、台詞と戯曲構造の強靭 さを獲得している。
今の時代に向けての熱い思いと乾いた空白の気分の同居が物の見 事に描かれている。
変革と諦念だ。これこそまさしく今の私たちの同時代的気分とい うものではないだろうか。
さらに、批評と娯楽の共存が結実している。この才能が小 説からではなく、戯曲から出たことに素直に喜びたい。
しかも最近の文芸誌の新人賞 よりも圧倒的にうわての才能だ。
小松幹生
『ハルメリ』は、とてもいい作品だと思った。
「ハルメリ現象」に対して作者が、お のれの立つ場所を決めていないというか、社会全体を眺める新しい場所を見つけよう とさぐっているというか、芝居というものを書く自分の立脚地を求めているのが、の びやかで若々しく素敵だ。
斎藤憐
『ハルメリ』。
レポーターの台詞に「学生運動や安保闘争……抵抗」という言葉がある ように、歴史の終焉の後に来た「ハルメリ」という短い言葉は秀逸である。
小泉前首 相の使う短いフレーズには理論性がなく、イメージで分かったつもりにさせた。
その怖さは現代的だ。
満票で戯曲賞に選ばれたのは、初めてではないだろうか。
坂手洋二
『ハルメリ』は一種の「情報」についての劇だが、作者が捏造したその「情報」を劇 世界として定着させるには、最低限のアイディアの新しさと、提示の仕方についての 意外性を伴った仕掛けが必要だ。
中には不発に終わったり手垢にまみれたりしてい る要素もあるが、そうでない部分がある程度中心を占め、なんとか納得できる「水準」 で運んでいれば、そうした疵は比較的目立たずやり過ごせる。
自作を厳しく見るため の物差しとなるその「水準」を、いかに高く見積もることができるか。
『ハルメ リ』は、言語劇場のレベルでは、それをクリアしているといえるが、これが実際に上 演されたときにどうかというとそれはまた別問題だ。
けちをつけているのではない。
自作上演の機会を重ね、「舞台化されたらどうなるか」という視点を磨いた作品がこ の後どのような変貌を遂げるかが、楽しみなのである。
佃典彦
劇中の若者達による<ハルメリ信仰>にイライラしながら読み進めている自分に気付い た時、僕はもう作者の術中に嵌っているのでした。
その時の<ヤラレタ感>はなかなか 味わえるモノではありません。
土田英生
黒川さんの『ハルメリ』は一読して突き抜けたものを感じられる作品だった。
力のあ る作品は選考委員の好みなどは歯牙にもかけず普遍性を持つのだと改めて感じた。
平田オリザ
審査会の席上でも述べたが、フリーター、ニートといった若い世代の 問題、いや問題ということもなく雰囲気といった方がいいのかもしれないこの感覚を 描くすぐれた作家が、また一人現れたという思いが強かった。
しかも、世代を超えて共有できる要素を、戯曲のそこかしこに散りばめてある力量は 賞賛に値する。
これは、まぐれ当たりということはまずないだろうと、審査員一同が 感じていたのではないだろうか。
受賞作は、台詞の切れ味、全体の構成など、どれを とっても、他の作家より群を抜いていた。
このインターネットの時代に、このような 劇作家が、まだ無名のまま残っていたことを見ると、やはり新人戯曲賞の意義もまだ まだあるなと感じる。
協会にとっても喜ばしい授賞であったと思う。

劇作家協会会報「ト書き」43号より抜粋
http://www.jpwa.org/